【産休手当?育休手当?】出産育児の休暇でもらえるお金を専門家が解説


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産休育休の相談を毎日しているベンゾーです。
先日出産~育休の間にもらえるお金について以下のツイートをしました。
この記事ではツイート内容をさらに詳しく解説します。
こんな方向け
- 似たような制度が多くて、違いがわからない
- でも会社にお金のことは聞きにくい
- でも産後の生活費が心配だから放っておけない

出産手当?産休手当?育休給付金?似たような名前が多すぎて、私はなにをもらえるんだろう・・・
出産から育休までにもらえるお金って、種類がたくさんありますよね。自分はどれをもらえて、いくらくらいになるのか気になる方も多いはず。
でもネットで調べてみると・・・
- 産休手当
- 産前産後休暇手当
- 出産手当金
- 育休手当
- 出産手当一時金
- 産前産後休業給付金
- 出産育児一時金
- 育児休業給付金
- 育児休業手当
などなどたくさん出てきてきます。これは同じ制度のお金だけど、表現がサイトによって違ってるだけなんですよね。

違う名前だけど、実際は同じお金のことばかり書かれています
そんな問題を解決するために、この記事では出産と育児でもらえるお金の概要を説明しつつ、表現の違いをまとめてみました。
ポイントは以下の通り。
- 会社関係でもらえるのは「出産育児一時金」「出産手当金」「育児休業給付金」の3つ
- 産休手当や育休手当というのは正式な名称ではない
- それぞれ金額も条件も異なる
この記事を読めば、会社関係でもらえるお金を完全に理解できるようになります。
「イチイチ記事を読んでる暇が無い!」って方は、運営者のベンゾーに直接相談できるサービスもやっています。
0円から対応しますので、気になる方は「【悩み丸投げOK】育児休業給付金の相談をベンゾーにする方法」をご覧ください。
この記事の情報は・・・
- 厚生労働省管轄の育児・介護休業法
- 雇用保険手続きの手引き-育児休業給付について
- 雇用保険に関する業務取扱要領-育児休業給付関係
- 雇用保険に関する業務取扱要領-一般被保険者の求職者給付
- 法令検索サイトe-gov-育児介護休業法
を要約した内容になっています。
【産休手当?育休手当?】正式名称と表現の違いをまとめてみました

出産育児一時金|一律50万円もらえる制度
出産育児一時金は、一律50万円もらえる制度。2023年4月に42万円から50万円にあがっています。
一般的には病院の出産費用と相殺される上に、手続きも病院がしてくれています。

なので気に掛けている人は少ない印象ですね
そんな「出産育児一時金」の通称と思われるのは以下の通り。
- 出産手当一時金
- 出産一時金
出産手当金|産休期間に健康保険からもらえる制度
出産手当金は産休期間中の給料の代わりとして、健康保険からもらえる制度。金額は人によって変わります。
そんな「出産手当金」の通称と思われるのは以下の通り。
- 産休手当
- 産前産後休暇手当
- 産前産後休業給付金

「産休中のお金」って感じがわかる通称になってるね
出産手当金の金額については「【出産手当金の計算方法】標準報酬月額とは?よくある誤解も解説」で詳しく解説をしています。
また「サクッと金額を知りたい!」という方は、産休育休計算ツールの「タイミン」をどうぞ。だいたいの金額ともらえるタイミングを計算してくれます。
育児休業給付金|育休期間に雇用保険からもらえる制度
育児休業給付金は育休中の給料の代わりとして、雇用保険からもらえる制度。金額は人によって変わります。

一番たくさんお金がもらえる制度だよね
そんな「育児休業給付金」の通称と思われるのは以下の通り。
- 育休手当
- 育児休業給付金
- 育児休業手当
育児休業給付金の金額については「【専門用語無し!】育児休業給付金の算出方法。いくらもらえるか解説」で詳しく解説をしています。
また「サクッと金額を知りたい!」という方は、産休育休計算ツールの「タイミン」をどうぞ。だいたいの金額ともらえるタイミングを計算してくれます。
【自分がもらえるのは?】受給条件を簡単に解説

出産育児一時金|無事に出産すればOK
出産育児一時金は無事に出産すれば、誰でももらえると思ってOK。
健康保険から出るわけですが、日本は「国民皆保険」といって国民全員がなにかしらの健康保険に加入するようになっています。
健康保険の加入方法としては・・・
- 会社員なので勤め先の健康保険
- フリーランスなので市区町村の国民健康保険
- パートや専業主婦なので旦那さんの扶養
などがありますが、どのケースだったとしても同様にもらえる制度です。

金額も一律50万円。だから出産育児一時金に関する相談はほぼ無いですよ
出産手当金|健康保険に加入していればOK
出産手当金は勤め先の健康保険に加入していればOK。
「一年間加入し続けないともらえない」とか「出産前にちゃんと働いてないとダメ」とか無いので、勤め先の健康保険に加入した状態で産休に入ればもらえます。
ただ、退職がからむと少し条件が複雑になってきます。詳しくは「【私の場合は?】出産手当金の受給条件をわかりやすく解説」の解説をご覧ください。

健康保険に入って普通に働いていればOKなんだね
育児休業給付金|12ヶ月の勤務実績が必要
育児休業給付金は雇用保険に加入していて、育休開始前24ヶ月の中で12ヶ月の勤務実績があればOK。
普通に働いているだけで条件クリアする方が多いのですが、たまに12ヶ月確保できない方も。そんな方には、育児休業給付金の例外を使います。
例えば・・・
- 直前に上の子の産休や育休で休んでいた
- 育休開始前ではなく産休開始日で見る
- 労働時間を確認してみる
といった感じ。
他にも使える例外はたくさんあるので、普通に条件をクリアできない方は「育児休業給付金ギリギリもらえなかった?日数足りない?実はもらえるのにあきらめてるケース多数!」の解説をご覧ください

もらえる金額も大きいので、ぜひ条件クリアしてください
まとめ|出産育児の休暇でもらえるお金を専門家が解説
- 会社関係でもらえるのは「出産育児一時金」「出産手当金」「育児休業給付金」の3つ
- 産休手当や育休手当というのは正式な名称ではない
- それぞれ金額も条件も異なる
出産育児関係でもらえるお金の中で、会社関係のものについて解説しました。
正式名称が長いため略されることがありますが、自分がもらえる状態なのかはしっかりチェックしておきましょう。

うっかりしてて、100万円単位のお金をもらい損ねないようにしましょう