【子育て世代必見】働きやすさと育休が欲しい女性に派遣社員がオススメな3つの理由


・育児休業給付金の解説と相談の専門家
・SNSでの相談は累計1000件以上
・相談があれば解決するまで付き合います
⇒ベンゾーに相談する
⇒詳しいプロフィールを見る
⇒他メディアへの実績紹介を見る
育休相談を300件以上受けているベンゾー(@ikukyu_hotline)です。
この記事では「しっかり育休を取りたい女性に、派遣社員がオススメな理由」を解説します。
- 人手不足で育休を取りにくい
- 会社が育休に対して否定的
- 今の仕事にこだわりは無い

本当はしっかり育休も給付金も取りたい・・・
自分しかできない仕事があったり人手不足な会社だと、「育休を取りたい」って言いにくいですよね。
会社がそもそも育休に否定的だと、「たっぷり1年休みたい」とも言いにくかったり。

そんな女性には、派遣がオススメ!
なんで派遣が育休を取りたい女性にオススメなのか?ざっくり言うと以下の通りです。
- 人員の代わりがきく
⇒家庭の事情で休みやすい - 就活不要
⇒子育て忙しくても働き始められる - 令和4年4月1日の法改正
⇒派遣が育休を取りやすくなる
なぜこのような結論になるのか解説していきます。
この記事を読んでいただければ、安心して育休を取り、給付金も受け取れます。
この記事の情報は・・・
- 厚生労働省管轄の育児・介護休業法
- 雇用保険手続きの手引き-育児休業給付について
- 雇用保険に関する業務取扱要領-育児休業給付関係
- 雇用保険に関する業務取扱要領-一般被保険者の求職者給付
- 法令検索サイトe-gov-育児介護休業法
を要約した内容になっています。
【オススメな3つの理由】なんで育休を取りたい女性に派遣が良い?

①|交代人員豊富でプライベートとの両立ができる
派遣先によっては交代人員がいるので、休みやすいというのが派遣の特徴。
長期間の育児休業はもちろん。育休復帰後も子供が熱を出して急遽休んだり、保育園のイベントで休んだり。
交代人員の少ない会社だと、正社員でもパートでも休みにくくなりがち。その点、派遣なら交代人員の多いところを選べば休みやすくなります。

休みやすいかどうかは派遣先によるのでは?

その通りです!
正社員やパートが休みやすい勤務先に行こうとするなら、一旦退職して再度転職活動をしないと勤務先を変えられません。
しかし派遣であれば、次回の契約更新で派遣先を変えてもらえば良いだけ。
ガッツリ働きたいときとプライベートを重視したいときで、勤務先を柔軟に変えられるのが派遣を良いところですね。
- 派遣は休みを取りやすいので、たっぷりと育休を取りやすい
- 交代人員が多い派遣先なら、家庭の都合で休みやすい
- 休みにくい派遣先なら、派遣先を変えてもらえば良い
②|転職活動不要で働き始めるまでが楽
派遣で働く場合、転職活動らしい転職活動はいりません。なので実際に働き始めるまでが楽です。
パートや正社員として転職する場合、転職先探しや履歴書・職務経歴書の作成、何度かの面接をくぐり抜けて働き始めます。
一方、派遣の場合は派遣会社に登録をすれば、基本的に派遣会社が誘導をしていってくれます。

小さい子供がいても、働き始められそう!

実際、私の妻は1歳の子供がいる状態で、派遣として働き始めることができました。
③|法改正で育児休業給付金の条件緩和(令和4年4月~)

でも派遣って育児休業給付金をもらえるの??

令和4年4月以降、派遣でも育児休業給付金を受給しやすくなりました!
派遣社員の多くは有期契約といって、「〇年〇月〇日~×年×月×日まで雇用」という期限のある働き方をします。
この手の働き方で育児休業給付金を受けとる場合、今までは「同じ事業主のもとで1年以上継続して雇用されていること」という条件がありました。
つまり前職でたくさん働いていても、1年経つまでは受給できなかったんです。
しかし令和4年4月以降、この条件が撤廃されました。
結論として、これからは派遣社員も正社員と同レベルで、育児休業給付金を受給しやすくなったわけです。
派遣(有期契約)と育児休業の法改正について、コチラの記事で詳しくまとめています。
現在派遣で働いていたり、今後派遣を検討しているなら要チェックです。
➡️ 【令和4年4月1日から】育児休業法改正は子育て世代全員に影響がある?
「転職してから育児休業給付金をもらう方法」はコチラをご覧ください。
受給条件を具体例とセットで解説しています。
【デメリット】派遣社員の悪いところ

正社員に比べ給料が安い(ただし不当な安さはない)

でも派遣って給料安いんじゃないかな?給付金もらえてもちょっと嫌だな。。。

パートやアルバイトに比べると安くない。むしろ派遣の方が高い場合もあります。
派遣は正社員と比べると、給料が安いことが多いです。
ただし、パートやアルバイトと比べるとそこまで安くない。むしろ派遣の方が高いことも。
少なくとも令和3年4月以降は、「同一労働同一賃金」という法改正によって不当に安い賃金で働かされることは無くなりました。
「同一労働同一賃金」とは同じ責任同じ仕事をやっているなら、パートやアルバイトといった雇用形態に関わらず、同じ給料であるべき。という制度。

同じ責任で同じ仕事なら、派遣だからって理由で安く使われずに済みます
休暇連絡は派遣会社と派遣先の両方に必要

派遣って派遣会社と派遣先の両方に所属してるけど、休むときの連絡はどうするの?

ちょっとめんどうですが、派遣会社と派遣先の両方に連絡します
一般的な会社員であれば、お休みを取るときは上司や総務に連絡をすればOKですね。
一方派遣の場合、派遣会社と派遣先の両方に連絡をする必要があります。
ちょっとめんどうですね。
契約更新の手間がめんどう

地味にめんどうなのが、契約更新の手続きです

「契約」とか「手続き」とか大変そう・・・
派遣社員の多くは、一定の期日がきたら契約内容を更新する手続きが必要になります。
例えば3ヶ月ごとや半年ごとに更新するケースが多いです。
ただ、「手続き」といっても実際は派遣会社の人に任せておけばOKです。
簡単に派遣会社の人と打ち合わせをし、署名や押印をして終わりという感じ。

地味にめんどうではありますが、すぐに終わります。
【要注意】派遣社員が育児休業給付金を狙うために気を付けること

- 担当者もしくは本部が育休に詳しいか
- 育休に対し前向きな会社か
派遣が育児休業給付金を受けとるためには、上記のことに気を付けるべきです。
「育休」と言っても、いろんな制度があります。
- お金に関するものなら、育児休業給付金に出産手当金。
- お休みに関するものなら、育児休業や産休は当然として、子の看護休暇や母性健康管理措置。
- 保険料に関するものなら、免除制度や養育特例。
これらの制度に詳しく、使いこなすことができる派遣会社がオススメです。
派遣会社の担当者レベルでは詳しくないこともありますが、少なくとも本部の方は詳しくあって欲しいところ。

私のような専門家と契約している派遣会社なら安心できます

でも派遣が「育休取りたいです」って言って、本当に取れるのか不安・・・
派遣会社のホームページを見ると、小さい子供と母親が幸せそうにしている写真が出ていたり、いかにも「子育て世代に力いれてます!」みたいな表記があります。
しかし、写真とは違い育休に否定的な派遣会社もあります。
私はSNSなどを通して300件以上の育休相談を受けています。その中には派遣として働いている方も。
そんな方々に派遣会社の実情を聞いてみると、「ホームページと言ってることが違う!育休の相談をしたら嫌な顔をされた!」という話も少なくありません。
逆に「育休の相談をしたら親身になって聞いてくれた」という方も。
派遣会社によって、かなり印象が違うみたいですね。
これから派遣登録をする方であれば、育休に前向きな派遣会社を選ぶようにしてください。

そもそも「育休」は正当な権利。堂々と取得できる環境であるべきです。
2022年4月の法改正で、派遣会社が育児休業給付金を取るための条件が変わります。
最新情報を踏まえた注意事項をコチラで解説しています。
➡️ 【2022年法改正版】派遣社員が育児休業給付金をもらうための注意3選
すでに派遣で働いている方は必見です。
【実体験】育休に前向きな派遣会社3選!

派遣でしっかり育休を取りたいなら、派遣会社を選ぶポイントは以下の通り。
- 大手の派遣会社であること
- 育休に前向きであること
- 育休制度に詳しいこと
①ヒューマンリソシア|入社1年未満の育休を認めている派遣会社
ヒューマンリソシアは全国28拠点を持ち、従業員数700人超の大手派遣会社。
私に育休の相談をした方からの情報によると、本部の育休担当者はかなり制度に詳しいとのこと。会社自体も育休には前向きです。
そして何より嬉しいのが「入社1年未満の派遣社員の育児休業を認めている」という点。

妊娠のタイミングを気にしなくて良いんだ!
「入社1年未満の派遣社員の育児休業」は断ることができると、法律で決まっています。
しかし、ヒューマンリソシアは断らないことにしています。

就業規則を見させてもらったところ、育休を断る旨の条文はありませんでした。
さらに担当者に確認をしたところ「就労をする前に産休育休制度の説明」をしていることもわかりました。
この記事を書いている時点で「産休育休制度の説明」というのは、法律上会社の義務になっていません。
しかしヒューマンリソシアでは就労前にキチンと説明をしてくれる。

詳しくない人でも安心して働けるね!

「育休を認めてもらえず給付金をもらえない」ということが無いのが嬉しいですね。
②テンプスタッフ|育休に前向きな派遣会社
テンプスタッフは色んな業界で働ける大手派遣会社。
私に相談をしに来た方によると、会社として育休に前向きな様子。

周りの目を気にせずしっかり休めそう!
残念ながら就業規則は見させてもらえなかったので、「入社1年未満の派遣社員の育休」がどうなるかは不明です。

近々出産の予定がある方は、就労前に確認をしておきましょう
③リクルートスタッフィング|1年未満の育休を認めた会社
リクルートスタッフィングは紹介できる仕事数の多い大手派遣会社。
私に相談をしに来た方によると、1年未満の育休取得を認めたそうです。

本部に聞いてくれたので確実だね!
複数名から1年未満の育休を認めたという話が出ていますし、育児について理解のある会社であることは間違いありません。

育休の不安がある方は早めに登録をしておきましょう。現在働いていても登録可能です
オススメしない|育休を取りにくい派遣会社
私に育休の相談をしにくる方の中には、派遣会社によって結構ひどい目に合っている方もいます。
- 明らかな法違反をしてくる
- 育休制度にまったく詳しくない
- 「育休大歓迎」と説明しつつ、育休を取ると嫌な顔をされる

会社名はあげられませんが、私からオススメすることは絶対にありません。
でも大手派遣会社なので、CMもネット広告もよく見ます。
もし、自分が勤めている派遣会社に不安や不満があるのなら、先に紹介したオススメの派遣会社に変えてみてはいかがでしょうか?
特に「ヒューマンリソシア」「リクルートスタッフィング」は「1年未満の育休」を認めている派遣会社。子育て世代なら登録必須の派遣会社です。
まとめ|働きやすさと育休が欲しい女性に派遣社員がオススメな3つの理由

- 仕事と育児を両立させるなら派遣がオススメ
- 待遇と更新の手間が微妙だけど、一般的なパートに比べると良い
- 育休に前向きな派遣会社を選ぶべき
派遣会社によってはホームページなどで「子育て世代を応援」的なメッセージを出してるところもありますが、実際に働いている方によると良い話を聞かない。。。
なんなら育休を取ることに渋い顔をするところも。

有名な派遣会社でも育休に否定的なところがあります
とは言え、ちゃんと育休に前向きな派遣会社を選べば心配はいらないので、「仕事と育児の両立」を目指すなら派遣がオススメです。