【育児休業給付金】簡単！雇用保険に未加入じゃないか確認する方法

2020年11月14日2021年9月26日

一番好きな仕事は育児休業の解説。ベンゾー(＠ikukyu_hotline)です。

この記事では「育児休業給付金の対象者か判断するために、雇用保険に未加入になってないか確認する簡単な方法」を解説します。

読んでいただきたいのは以下の方。

「育児休業給付金を受給するには、雇用保険に加入していることが大前提」

これは少し調べた方なら知っていることも多いはずです。

しかし、自分が雇用保険に加入しているか。あるいは未加入なのかは意外と知らない人もいます。

「雇用保険に未加入になってないかは、どうやって確認すれば良い？」

こんな疑問にざっくり回答をすると以下の通り。

なぜこのような結論になるのか解説していきます。

この記事を読んでいただければ「自分が育児休業給付金の対象かどうか」を判断することができ、安心して出産準備を進めることができます。

【雇用保険に加入してる？】簡単に確認できる2つの方法

雇用保険に加入しているかどうかは簡単に確認できます。

いろんな方法がありますが、ここでは私が確実性と簡単さを重視して選んだ方法を紹介します。

２つの確認方法を紹介しますが、どちらか片方で確認できればOK。

①被保険者証を持っているか｜確実性が高い

雇用保険被保険者証は雇用保険に入っている証。

上の写真の書類を持っていれば、確実に雇用保険に加入してると言えます。

ただし、この書類は・・・

この2つの理由で8割の方が紛失します。（数字は私の体感）

②給料から雇用保険料を引かれているか｜簡単に確認できる

雇用保険被保険者証の確認に比べると、圧倒的に簡単に確認できる方法。

最近の給与明細を持ってきてください。

項目の中に「雇用保険料」というのがあり、いくらか天引きされていればOK。

引かれている金額はだいたい数百円～千円前後です。

【念のため】「雇用保険に未加入かも・・・」と思ったら確認する3つのこと

ここまでの内容で確認ができたのならばOKです。この先の内容は特に必要ありません。

先に紹介した2つの方法で「私、雇用保険に未加入かも・・・」って思ったら、次の3つを確認してください。

①加入条件｜週20時間以上勤務。アルバイト、パート、派遣社員もOK

まずは雇用保険の加入条件を満たしているのか確認。

週の労働時間が20時間以上かどうかを計算してみましょう。

②会社に確認｜うっかり忘れられてないか

①の加入条件（週の労働時間が20時間以上）を満たしているのに加入されていないなら・・・

考えられるのは「会社が忘れている」ということ。

たまに会社が雇用保険の加入手続きや、給料からの天引きを忘れているケースがあります。

自分が雇用保険の加入条件を満たしているのに、雇用保険に加入している形跡がないって場合は会社に確認してみましょう。

③そもそも雇用で合ってる？請負や個人事業主ではない？

これは一番闇が深い話。

①の加入条件（週の労働時間が20時間以上）を満たしているのに加入されていないなら・・・

雇用されていると思っていたら、実は請負だった。あるいは個人事業主扱いだった。というケース。

会社に聞いてみて「キミは請負契約だよ」とか「個人事業主じゃないか」と言われたら要注意です。

本当に違法なのかどうかは判断があいまいなところもあります。

もしもこれに該当しそうなら、労働基準監督署に相談した方が良いです。

➡️ 労働基準監督署の所在地を調べる

「雇用なのに請負や個人事業主として働かされている」と労働基準監督署が判断したら、さかのぼって雇用保険に入れるかもしれません。

まとめ｜簡単！雇用保険に未加入じゃないか確認する方法

ここまでの話をまとめると↑の図のようになります。

「OK」の場合や、会社に確認して雇用保険に加入していることがわかった場合、育児休業給付金の対象になり得ます。

育児休業給付金は年収の約半分をもらえる制度。簡単にあきらめることだけはしないでください。